繊細な心の持ち主、INFP-T。豊かな想像力と共感力で、周りの人の心を惹きつける魅力を持つ一方で、傷つきやすく、自己批判に苦しむことも。
今回は、そんなINFP-Tの性格や、相性の良い人、苦手な人の特徴、そして、INFP-Tが才能を開花できる天職をご紹介します。
INFP-Tの性格
INFP-Tは、繊細で思いやりのある性格ですが、自己批判が強く傷つきやすい一面があります。人の意見を気にするあまり、決断に時間がかかったり、周囲に翻弄されやすい傾向も。
理想が高い完璧主義者で、失敗を引きずったり、自分を責めすぎてしまうこともあるんです…
また、感受性が豊かで、他人の感情に敏感なので、人間関係で疲弊しやすい面もあります。
自己肯定感を高め、主体的に行動できるようになると、豊かな才能を開花させ、より充実した日々を送ることができるでしょう。
INFP-Tの特徴
INFP-TはINFPと比べて、自己肯定感が低く、傷つきやすいのが特徴です。周囲の影響を受けやすく、人の意見に左右されがちで、決断に時間がかかる傾向も。
気があまり強くなくてデリケートな性格の人が多いよ
そんなINFP-Tの特徴について以下にて詳しく紹介いたします!
1.常に周囲と自分を比較して劣等感を抱きやすい
基本的にINFPタイプは、内向的で、共感能力が高く、理想主義的な性格を持ってます。INFP-Tは、自己評価がさらに厳しく高い理想を掲げ、完璧主義に陥りやすい一面があります。
目標を達成できなかった自分を責めたり、小さな失敗も大きく捉えてしまいがちなんです
周囲の意見にも敏感で、他人の何気ない一言を深く受け止め、必要以上に傷ついてしまうことも。
INFP-Tが、自己肯定感を高め、自分自身の価値を認められるようになると、その才能や魅力はより一層輝きを増すでしょう。
2.感情表現を素直にできる
基本的にINFPタイプは、豊かな感情を内面に秘めていますが、INFP-Tは感情の起伏が激しく、それを率直に表に出す傾向があります。特にネガティブな感情に敏感で、些細なことで傷ついたり、落ち込んだりすることがあります。
周囲の人から「繊細すぎる」「ヤバイやつ」と思われていることがあるよ
しかし、それは決して悪いことばかりではありません。
心の奥底にある想いを共有し、共感し合えるような深い関係性を築きたいと強く願っているのです。
喜怒哀楽を率直に表現するINFP-Tは、周囲を巻き込み、影響を与えて、波乱万丈な人生を歩んでいく人が多い傾向にあります。
3.優しく、周りの人たちの反応まで気になる
基本的にINFPタイプは、周囲の人間関係を大切にする、思いやりのある優しい性格です。INFP-Tは、周囲の影響の受けやすく繊細で、周囲の意見や態度に心が揺り動かされやすい傾向があります。
なぜならばINFP-Tは、他人の気持ちを敏感に察知し、場の空気を読むことに長けています。しかし、その反面、周囲の期待に応えようと無理をしてしまったり、反対意見を恐れて自分の意見を言えなくなってしまうことも。
特に、自分にとって大切な人の言葉や態度は、INFP-Tの心に大きな影響を与えるよ
そのため、人間関係で深く傷ついたり、自信を失ってしまうこともあるかもしれません。
大切なのは、周囲の声に耳を傾けながらも、自分自身の軸をしっかりと持ち、周りの意見に振り回されすぎないことです。
4.人の意見を聞いてじっくり答えを出す
基本的にINFPタイプは、自身の内面にある価値観や信念を大切にします。そのため、意思決定においても、周囲の意見に流されず、自分の気持ちに正直であろうとします。
しかし、INFP-TはINFPと比べて、時間をかけて迷ったり、悩んだりして自分の気持ちを整理します。
また、INFP-Tは、持ち前の想像力の豊かさから、様々な可能性を考慮しすぎてしまい、最適な答えを見つけ出すことに苦労することがあります。
誰も傷つけないようにそのため、周囲の人に意見を求めたり、客観的なアドバイスをもらって、より良い決断をしようとするよ
INFP-Tにとって、自分一人で抱え込まず、信頼できる人に相談することが、納得のいく決断へと繋がる鍵となるでしょう。
5.失敗の回避能力が高い
基本的にINFPタイプは、心の平和を好み、穏やかな環境を望んでいます。しかし、リスクに対する向き合い方には、INFP-T特有の繊細さが表れます。
失敗したくないから、めちゃ慎重に考える傾向があるよ
INFP-Tは、持ち前の想像力の豊かさから、行動を起こす前に、あらゆる可能性を想定し、最悪の事態を想像します。
失敗することへの恐怖心、そして、その失敗によって、自分自身や周囲の人を傷つけてしまうことを恐れる気持ちが強いのです。
INFP-Tは、新しいことに挑戦して失敗してしまうのが嫌だから、慣れ親しんだ環境や安全な方法を選びがちなんです
しかし、INFP-Tが秘めている豊かな感性や創造性を発揮するためには、時には、リスクを恐れず、一歩踏み出す勇気が必要となるでしょう。
安全策を講じながらも、果敢に挑戦することで、INFP-Tは、自身の可能性を大きく広げることができるはずです。
6.デリケートなタイプで傷つきやすい
基本的にINFPタイプは、共感能力が高く、周囲の人の感情に深く影響を受けやすいという特徴があります。しかし、ストレスに対する耐性という点においては、INFP-TはINFPよりも繊細で、傷つきやすい傾向があります。
INFP-Tは、人間関係におけるトラブルや、予期せぬ出来事に対して、過剰に反応してしまうことも
また、完璧主義的な一面を持つINFP-Tは、自分自身の理想と現実とのギャップに苦しみ、ストレスを感じやすい性格です。
INFP-Tは、自分の弱さを他人に見せることを恐れ、助けを求めることさえもためらってしまうのです。
INFP-Tが、心穏やかに過ごすためには、自分自身の感情と向き合い、ストレスを適切に解消する方法を見つけることが大切です。
INFP-Tと相性の良いタイプ
INFP-Tと相性の良い性格は、INFP-Tの繊細さや感情の起伏を理解して共感してくれる人に心を開いて、かけがえのない存在となります。
- 優しくて安心感を与えてくれる人
- 話に耳を傾けて気持ちを理解して受け入れてくれる人
- 嘘や裏切らない信頼できる人
MBTI診断でINFP-Tと相性が非常に良いタイプは「ENFJ(主人公)」と「INFJ(提唱者)」です。
INFP-Tが安心して自分自身を出せて、穏やかに過ごせるタイプと相性が良いよ!
どちらのタイプも、INFP-Tの繊細な感情を理解し、尊重してくれるため、安心して自分自身を表現することができます。
- ENFJ:持ち前の包容力と温かさ、そして人の心を深く理解する力で大きな安心感を与えてくれる
- INFJ:お互いの理想や夢を語り合い共感し合える関係が築ける
そのほかで相性が良いタイプは、INFP-Tの心を明るくしてくれる「ENFP(運動家)」と、冷静な視点で、INFP-Tの考えを整理するサポートしてくれる「INTP(論理学者)」です。
INFP-Tと相性の悪いタイプ
INFP-Tは、繊細で傷つきやすく、周囲の影響を受けやすい面があります。そのため、論理的で感情表現が控えめなタイプや、自己主張が強くINFP-Tの意見を尊重しないタイプとは衝突してしまうことがあります。
頭ごなしに否定したり冷たく扱われるとINFP-Tはとっても傷ついちゃいます
- 相手の気持ちを考えずに淡々と正論を振りかざしてくる人
- 自分のことばかり話してINFP-Tの話を聴かない人
- 強い口調で頭ごなしに否定したり指摘する人
MBTI診断でINFP-Tと相性が悪いタイプは「ESTP(起業家)」と「ESTJ(管理者)」です。
- ESTP(起業家): INFP-Tの繊細な感情や理想主義的な考え方を理解することが難しく衝突しやすい
- ESTJ(管理者): INFP-Tの感情的な側面や自由な発想を理解しづらく摩擦やすれ違いがおきやすい
もちろん、相性が悪いとされるタイプとの関係でも、お互いの努力や理解によって、良好な関係を築ける可能性は十分にあります。重要なのは、お互いを尊重し、違いを認め合いながら、歩み寄ることです。
INFP-Tが向いている仕事
INFP-Tは、その豊かな感情と共感力が活かせる仕事にやりがいと喜びを感じることができます。
自分の理想を表現したり、追求できる仕事だと情熱を注ぐことができるよ!
- カウンセラー、セラピスト: 持ち前の共感能力と傾聴力を活かして人の心に寄り添う仕事
- ソーシャルワーカー: 社会福祉の分野で、困っている人をサポートする仕事
- 教師、保育士: 子どもたちの成長に貢献したいという思いを形にできる仕事
- 作家、詩人、ブロガー: 豊かな感性や想像力を活かして、自分の世界観を表現する仕事
- アーティスト、デザイナー: 独自の感性や美的センスを活かせる仕事
- 動物保護活動家、獣医: 動物に対する愛情を仕事に活かせる仕事
仕事選びで重要なことは、「自分の価値観や信念と合致する仕事」「感情的な負担が大きくなりすぎない」「自分自身のペースで仕事を進められる」この3つを満たした仕事や環境であることです。
以下にて適職について詳しく紹介いたします!
1.人に寄り添い支える仕事
INFP-Tは、高い共感能力と、人の心の機微を察する繊細さを持ち合わせています。人の感情に寄り添い、親身になって話を聞くことが得意なので、悩める人の支えとなる仕事でその力を発揮できます。
適職一覧
- メンタルヘルスカウンセラー
- 学校カウンセラー
- 産業カウンセラー
- 家庭支援専門員
- 精神保健福祉士
- 児童福祉司
- 医療ソーシャルワーカー
- 高齢者福祉専門員
- 依存症カウンセラー
- リハビリテーションカウンセラー
- 障害者就労支援員
- 地域福祉コーディネーター
- 虐待防止専門員
- ホスピスケアワーカー
- コミュニティソーシャルワーカー
2.言葉を通じて自分を表現できる仕事
INFP-Tは、豊かな感受性と想像力を持ち、言葉を通して自身の内面世界を表現することが得意です。繊細な言葉遣いや、人の心を打つ表現力を持つため、言葉で人の心を動かす仕事でその才能が開花します。
適職一覧
- 作家
- 詩人
- ブロガー
- 編集者
- コピーライター
- 脚本家
- エッセイスト
- ライター(雑誌・ウェブコンテンツ)
- 出版プロデューサー
- ゴーストライター
- ニュースライター
- 文学評論家
- 広告クリエイター
- コンテンツストラテジスト
- 創作講師(文章創作の指導者)
3.感性と美的センスを表現できる仕事
INFP-Tは、独自の感性と美的センス、豊かな想像力を持っています。既存の型にはまらない自由な発想と繊細な表現力で創造性を活かせる仕事は楽しく働くことができます。
適職一覧
- グラフィックデザイナー
- プロダクトデザイナー
- インテリアデザイナー
- ファッションデザイナー
- イラストレーター
- アートディレクター
- コンセプトアーティスト
- 音楽プロデューサー
- 作曲家
- サウンドデザイナー
- 映像クリエイター
- デジタルアーティスト
- 舞台美術デザイナー
- 写真家
- 彫刻家
4.社会貢献に携わる仕事
INFP-Tは、強い倫理観と正義感、そして、より良い世界を願う理想主義的な一面を持っています。自身の信念に基づき、社会貢献に携わる仕事を選ぶことで、世界をより良い場所にするために力を尽くせるでしょう。
適職一覧
- NPO/NGO職員
- 環境保護活動家
- 人権活動家
- 国際援助専門家
- 社会福祉士
- 政策アナリスト
- 持続可能性コンサルタント
- 公共政策専門家
- 教育支援コーディネーター
- コミュニティオーガナイザー
- CSR(企業の社会的責任)担当者
- 国際連合(UN)やその他国際機関職員
- ボランティアコーディネーター
INFP-Tのキャリアパス
INFP-Tは、現状に満足することが少なく理想を追い求めるタイプです。理想と離れた現状に対してヘコむことなく、自己成長のためのモチベーションとします。
理想の自分になるために頑張ることができるんだね
仕事面においても、理想としている仕事内容や給料、スキルと現実を照らし合わせて、ギャップを埋めるために仕事に打ち込んだり、転職などをしてキャリアを構築していきます。
まとめ
INFP-Tは、繊細な感性と豊かな想像力を持つ、心の優しい理想主義者です。
感受性が強く、周囲の影響を受けやすい一面もありますが、その共感力の高さは、周囲の人々を癒し、勇気づける力となります。
自己批判を手放し、自分自身の価値を認められるようになると、INFP-Tは、その豊かな才能を開花させ、周囲を巻き込みながら、自分らしく輝きを放つことができるでしょう!