INFP-Aとは?性格や相性・適職について紹介!

INFP型の人は、創造的で理想主義的、共感的で個性を大切にするタイプです。

16の性格タイプの中でも、特に好奇心旺盛で、人生や仕事に対して探求的な姿勢を持っています。

他のタイプとは異なり、INFPは自分自身のユニークな道を進むことにこだわり、自分の価値観に忠実で、自分らしさを反映した仕事や人間関係を築こうとします。

デザインなどの芸術や人道的な活動に引かれるのはINFPの特徴だよ

内向的な人々と同様に、INFPはキャリアや恋愛に本格的に取り組む前に「自分探し」をしなければならないと感じます。

しかし、自分が抱いている想いや本当は何をしたいかとったことをハッキリさせるための時間が必要で、時には何年もかかることがあります。

ちゃんと自分と向き合って、どこに向かうべきか決めるから「探究者」と例えられることもあるよ

INFPは、20世紀の中頃から提唱されていましたが、最近になって「INFP-T」と「INFP-A」という2つのタイプが16Personalitiesによって提唱されました。

今回は、INFP-Aの性格や相性の良い・悪い相手、向いている仕事について紹介いたします!

目次

INFP-AとINFP-Tの違い

INFP-AとINFP-Tは、どちらも同じINFPの性格タイプですが、最後の「A」と「T」が表す「自己認識」の側面が異なります。

INFP-AINFP-T
自己主張が強い
ストレス耐性が高い
決断力がある
リスクに恐れず挑戦する
他人に翻弄されやすい
傷つきやすい
深く反省をする
不安やストレスを感じやすい

A(自己主張型)は、ストレス耐性が高いうえにメンタルが安定しているため物怖じをしません。自信をもって目標に向かって突き進む傾向があります。

INFP-AとINFP-Tの共通点

INFP-AとINFP-Tは、どちらもMBTIの性格タイプにおけるINFPに属し、その核となる認知機能は同一です。

認知機能とは、人が外界からの情報を知覚し、判断し、行動する際に使う心の働きのことだよ

どちらも内向型感情(Fi)を主機能とし、自分自身の価値観や信念を深く重視します。また、外向的直観(Ne)を補助機能として持ち、豊かな想像力や共感力を活かして、周りの人々や世界をより良くしたいと願う理想主義者です。

感受性が強く、人間関係において調和を好み、争いを避ける傾向があり、創造的で、芸術や文学などを通して自己表現することに喜びを見出す点が共通しています。

INFP-Aの性格

INFPは、やや控えめな行動をとることが多いタイプですが、INFP-Aは自己主張が強く積極的な性格の持ち主で、自分の決断したことに対して自信を持っています。

INFP-Aの特徴
  • 意見をはっきりと伝える
  • 前向きで楽観的
  • 自信に満ちているように見える
  • 感情のコントロールが上手い
  • 社交的
  • 決断力がある

以下にて詳しく特徴を紹介します!

1. 意見をはっきりと伝える

INFPは本来、内向的で控えめな人が多いですが、INFP-Aは主張型の側面を持つため、自分の意見をはっきりと述べることができます。

INFP-Aが内向型感情(Fi)を主機能として持ち、自分自身の価値観や信念を強く持っているからだよ

ただし、Fiは内面的な判断基準であるため、周囲に意見を押し付けるような攻撃的な自己主張ではなく、あくまで自分の意見を発言する程度です。

INFP-Aは、他のINFPと比べて罪悪感を感じにくい傾向があり、これはINFP-Aが過去の失敗にとくにとらわれず、前向きであるためです。

2. 前向きで楽観的

INFP-Aが楽観的な理由は「自己主張型」であることに加えて補助機能である外向的直観(Ne)の影響を受けています。

Neは、可能性やアイデアを重視する機能であり、物事を多角的に捉え、ポジティブな側面を見出すことを得意とします。

周りの人たちに勇気や希望を与える存在だね

そのため、INFP-Aは、困難な状況に直面しても、Neによって未来への希望を見出し、楽観的な気持ちを維持できるのです。

しかし、楽観的すぎるが故に、問題を軽視したり、現実的な対応が遅れてしまう可能性も孕んでいます。

INFP-Aが持つ楽観性は、周囲の人々に希望や勇気を与える力となりますが、バランス感覚を意識することが大切と言えるでしょう。

3. 自信に満ちているように見える

INFP-Aが自信に満ち溢れているように見える理由は、「自己主張型」に加えて主機能である内向型感情(Fi)が深く関係しています。

Fiは、自分自身の価値観や信念を何よりも大切にする機能だよ

INFP-Aは、Fiを通して自分自身を深く理解し、受け入れているため、周囲の評価に左右されず、揺るぎない自信を持つことができるのです。

また、補助機能である外向的直観(Ne)によって、様々な可能性やアイデアを探求し、自分自身の能力や才能を信じることができる点も、自信に繋がっていると考えられます。

しかし、INFP-Aの自信は、時に過信へと繋がり、周囲の意見に耳を傾けなかったり、リスクを過小評価してしまう可能性も孕んでいます。

真の自信を持つためには、Fiで培った自身の価値観を大切にしながらも、Neで得た客観的な視点を取り入れるバランス感覚が重要となるでしょう。

4. 感情のコントロールが上手い

INFP-Aが感情のコントロールが上手い理由は、「自己主張型」と補助機能である外向的直観(Ne)が影響しています。

INFPは主機能に内向型感情(Fi)を持っているから、感受性が強く、感情の起伏が激しい一面があるよ

しかし、INFP-Aは、Neによって物事を多角的に捉え、感情に振り回されずに状況を客観的に見れるため、感情の波に乗りこなしやすいのです。

Neは未来志向の機能でもあるため、INFP-Aは、過去の失敗やネガティブな感情にとらわれず、前向きに気持ちを切り替えることができます。

ただし、感情を抑え込みすぎたり、表現することを避けてしまうと、ストレスを溜め込んでしまう可能性もあります。

INFP-Aにとって、感情をコントロールするということは、感情を抑圧することではなく、Neの力を借りて、Fiと調和させながら、健全に感情を表現していくことができます。

5. 社交的

INFP-Aが社交的な面を持ち合わせている理由は、「自己主張型」であることに加えて補助機能である外向的直観(Ne)の影響と考えられます。

INFPは主機能に内向型感情(Fi)を持つため、本来は一人の時間がとっても好きでだよ

しかし、INFP-Aは、Neによって多様な価値観や考え方に触れることを楽しみ、新しい出会いや刺激を求める面も持ち合わせています。

そのため、社交的な場にも抵抗感が少なく、初対面の人とも積極的にコミュニケーションを取ることができます。

INFP-Aにとって、社交性とは、多くの人と広く繋がりを持つことよりも、Neを通して自身のFiを刺激し、成長を促すための手段と言えるでしょう。

6. 決断力がある

INFP-Aは決断力に優れている傾向があり、これは、「自己主張型」であることに加えて、主機能である内向型感情(Fi)と、補助機能である外向的直観(Ne)のバランスがとれていることが要因です。

基本的にINFPは、Fiによって自分自身の価値観や信念に基づいた判断をするよ

INFP-Aは、このFiの判断をNeによって多角的に検討し、状況に合わせて柔軟に対応できるため、迷うことなく決断を下せるのです。

INFP-Aにとって決断力はFiとNeをバランス良く使い、状況に合わせて最適な判断を下せる能力です。

また、INFP-Aは、過去の経験や失敗から学び、成長しようとする意識も高いため、過去の失敗にとらわれず、未来に向けて積極的に行動することができます。

ただし、決断を急ぎすぎるあまり、周囲の意見を軽視したり、深く考えずに決めてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

INFP-Aと相性の良いタイプ

INFP-Aと相性が良いタイプは、INFP-Aの繊細な感情にも寄り添って支えてくれる「ENFJ(主人公)」、精神的な繋がりを感じやすく互いに理解し合える関係を築きやすい「INFJ(提唱者)」、INFP-Aの良いところを引き出し楽しい時間を共有できる関係を築ける「ENFP(広報運動家)」です。

人間関係や感情を重視するNF型と相性がいいよ!

また、INFP-Aの豊かな感性や繊細な感情を理解して尊重してくれる、包容力のある人と気が合います。

相性の良いタイプ
  • 相手の良いところを見つけ、褒めるのが上手な人
  • 穏やかで、感情の起伏が激しくない人
  • 誠実で、信頼できる人
  • INFP-Aの考えや意見を尊重し、受け入れてくれる人

INFP-Aと相性の悪いタイプ

INFP-Aと相性が悪いタイプは、その場の勢いを重視して生活ペースや価値観が合わない「ESTP(起業家)」、合理的でルールや規律を重視するため柔軟な意見や行動を好むINFP-Aと衝突する「ESTJ(管理者)」、効率性や合理性を重視し、目的達成のためには手段を選ばない行動をするため価値観が合わない「ENTJ(指揮官)」です。

INFP-Aは、自分勝手なオラオラタイプが苦手だよ

また、INFP-Aは主張型ではあるものの、INFPの特徴である繊細さや共感力の高さを持っているため、その繊細な部分を踏みにじるような相手とは相性が悪い傾向があります。

相性が悪いタイプ
  • 言葉や態度が乱暴で、思いやりのない人
  • 感情の起伏が激しく、周囲を振り回す人
  • INFP-Aの考えや意見を頭ごなしに否定したり批判する人
  • 表面的な付き合いを好み、心の繋がりを求めない人

INFP-Aが向いている仕事

INFP-Aは、内向型感情(Fi)を主機能とするため、自分自身の価値観や信念に合致した仕事に強い情熱を燃やします。特に、人の役に立ち、世界をより良い場所にすることに貢献できるような、意義深い仕事にやりがいを感るでしょう。

また、外向的直観(Ne)も持ち合わせているため、型にはまらない自由な発想や、独創的なアイデアを生み出すことも得意です。

ルーティンワークよりも、創造性を活かせる仕事や、新しいことに挑戦できる環境に身を置くと楽しく仕事ができるよ!

さらに、INFP-Aは、その穏やかで優しい人柄から、周囲の人々に安心感を与え、信頼関係を築くことが得意です。そのため、人と深く関わる仕事や、チームワークを必要とする仕事においても、持ち前の共感力を活かして活躍できるでしょう。

INFP-Aが本当に大切にするのは、仕事を通して自身の価値観を実現し、周囲にポジティブな影響を与えること

そのため、給与や社会的地位よりも、仕事内容や職場環境を重視する傾向があります。

向いている仕事
  • クリエイティブ分野
  • カウンセリング・福祉分野
  • 教育分野
  • 医療分野

また、INFP-A の自信に満ちた言動は、柔軟性が求められる職業で成功に導く手助けとなります。

クリエイティブ分野の適職
  • フリーランスライター
  • ブログライター
  • コピーライター
  • コンテンツクリエーター
  • ジャーナリスト
  • 書籍編集者
  • 雑誌編集者
  • デジタルコンテンツ編集者
  • 校正者
  • ライティングコーチ
  • グラフィックデザイナー
  • ウェブデザイナー
  • UI/UXデザイナー
  • イラストレーター
  • プロダクトデザイナー
  • 絵画アーティスト
  • 彫刻家
  • コンセプトアーティスト
  • フォトグラファー
  • パフォーマンスアーティスト
  • 作曲家
  • ミュージシャン
  • 音楽プロデューサー
  • サウンドエンジニア
  • ボーカリスト
カウンセリング・福祉分野の適職
  • 心理カウンセラー
  • ソーシャルワーカー(社会福祉士)
  • 精神保健福祉士
  • 音楽療法士
  • アートセラピスト
  • 保育士
  • 言語聴覚士
  • 介護福祉士
  • 家庭相談員
  • スクールカウンセラー
教育分野の適職
  • 小学校教師
  • 中学校教師
  • 高校教師
  • 特別支援学校の教師
  • 保育士
  • 学習塾講師
  • 語学インストラクター
  • スポーツインストラクター
  • 専門学校講師
  • 大学教授
医療分野の適職
  • 看護師
  • 薬剤師
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 医療ソーシャルワーカー
  • 臨床心理士
  • 歯科衛生士
  • 診療放射線技師
  • 言語聴覚士
  • 助産師

まとめ

INFP-Aは、繊細で共感力あふれるINFPの心に加え、自信と楽観性を持ち合わせた、まさに「静かなる情熱家」です。独自の価値観を大切にしながらも、周囲に左右されず、自分の道を切り拓いていきます。

INFP-Aは、持ち前の想像力と行動力で、周りの人を励まし、世界をより良い場所へと導く力を持っています!

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