この記事では、INFJの中でも特に倫理観や正義感、そして鋭い分析力と揺るぎない忠誠心をもつ6w5タイプについて紹介します!
そもそもMBTIとエニアグラムどっちが正しい?
MBTIとエニアグラムは、どちらも私たちの個性を理解する診断ですが異なる角度から性格を分析します。

MBTIは思考や行動のパターンの分析で、エニアグラムは根源的な動機や欲求に焦点をあてた分析だよ!
エニアグラムは生まれ持った気質で生涯変化しません。一方で、MBTIは後天的な経験や学習によって変化する可能性があります。
【INFJ】6w5の特徴・性格


分析力と共感力で理想の未来を築く
「提唱者」とも呼ばれる洞察力に優れたINFJの中で、6w5タイプは、「忠誠心の厚い守護者」として、温かい人間関係の中で安心感を求めながらも、鋭い知性と深い思考力で、複雑な世界を分析し、理想を追求していく姿が特徴的です。
INFJはNi(内向的直観)の働きにより、物事の本質を見抜く洞察力に優れています。一方、6w5は5のウイングの影響を受け、鋭い分析力と知的な探求心を持ち合わせています。これらの要素が組み合わさることで複雑な状況を多角的に分析し、深いレベルで理解することができます。
INFJはNF(感情と直観)タイプとして理想主義的な傾向が強く、より良い未来のために努力します。一方、6w5は安全と安定を求めるタイプであるため、リスクを意識し、現実的な解決策を見出すことに長けています。これらの特性が調和することで、理想を追い求めながらも、現実的な視点と計画性を持って行動できるようになります。
INFJはFe(外向的感情)の働きにより、他者の感情に敏感で、共感力が高いことが特徴です。6w5は忠誠心を重視し、自分が信頼する人たちとの強固な絆を築きたいと願っています。これらの特性が組み合わさることで、共感に基づいた深い愛情と揺るぎない忠誠心で周囲の人々に接することができます。
INFJは内向的な性格のため、一人の時間を好み、深く考える傾向があります。一方、6w5は不安を感じやすいタイプであり、特に人間関係においては疑心暗鬼に陥りやすいため、周囲に心を開くことに躊躇することがあります。これらの特性が強く現れると、社会的なつながりを求める気持ちと、内向性や不安傾向の板挟みになってしまう可能性があります。
INFJは完璧主義的な傾向があり、高い理想を実現しようと努力します。一方、6w5は不安から、決断を先延ばしにしたり、迷いが生じやすいという面があります。これらの特性が衝突すると、完璧なタイミングを待ちすぎてしまい、行動に移せなくなることがあります。
INFJは独立心が強く、自分の力で道を切り開いていきたいと考える一方で、6w5は安心できる人間関係を求め、周囲のサポートを必要とすることがあります。これらの特性が相反すると、自立と依存の間で揺れ動くことになり、精神的な葛藤が生じる可能性があります。
INFJの類型
1w2 (活動家)
理想と現実のギャップに苦しむINFJにとって、高い倫理観と正義感を持ち、世界をより良くしたいと願う1w2は、共感しやすいタイプと言えます。 特に、他者への共感と調和を重視するFeが優勢なINFJは、1w2の持つ温かさと人間関係への意識の高さに惹かれる可能性があります。


2w1 (仲間)
人の役に立ちたいというINFJの欲求は、2w1の献身的で思いやりのある性質と重なります。 しかし、2w1はINFJよりも他者への依存度が高く、境界線を引くことが苦手な場合があります。


4w5 (自由な精神)
INFJは、自身の内面世界を深く探求し、自己理解を深めたいという欲求を持つため、内省的で創造的な4w5と共通点があります。 特に、4w5は他のタイプに比べて、世間のイメージよりも自己理解を重視する傾向があり、これはTiを使って独自の思考体系を築くINFJと共通する部分があります。


5w4 (哲学者)
知識欲が強く、一人でいることを好むINFJは、知的好奇心旺盛で一人でいる時間を必要とする5w4と関連付けられることがあります。 しかし、5w4はINFJよりも感情表現が少なく、人間関係を重視しない傾向があります。


5w6 (トラブルシューター)
問題解決能力が高く、論理的な思考を持つINFJは、現実的な問題解決に知識を活用する5w6と共通点を持つ可能性があります。 特に、5w6は他のタイプよりも協調性があり、知識を現実世界の問題解決に役立てたいという情熱を持っています。 これは、Feを持つINFJにとっても理解しやすい特徴です。


6w5 (保護者)
安全を求め、慎重に行動するINFJは、知的で勤勉、そして用心深い6w5と共通点を持つ場合があります。 特に、6w5は独立心が強い一方で、自分が支える相手には非常に忠実です。 これは、限られた人間関係を築き、その関係性を非常に大切にするINFJと重なります。


9w1 (交渉人)
平和主義で、争いを好まないINFJは、穏やかで協調性を重んじる9w1と関連付けられることがあります。 特に、9w1は他のタイプよりも理想主義的で真面目な傾向があり、これは倫理観の強いINFJと共通する部分と言えます。


【INFJ】6w5の長所
INFJの持つ深い共感力と洞察力が、6w5の持ち合わせる鋭い分析力と忠誠心の強さと結びつくことで、信頼に基づいた強い共感力と、周囲の人々を深く理解し、支えることが出来る能力を発揮します。
- 深い共感力と洞察力
-
INFJは生まれながらに、他者の感情や心理を読み取ることに長けています。6w5の持つ、物事を多角的に分析する力と組み合わせることで、人の心の奥底にある想いや本質を見抜き、真の意味で共感し、寄り添うことができます。
- 揺るぎない忠誠心と献身
-
6w5は、信頼できる相手にはとことん尽くす、深い忠誠心を持ちます。この性質とINFJの持つ、強い正義感や理想主義が組み合わさることで自分が信じる人や目標のために、惜しみない努力と献身を捧げます。
- 優れた分析力と問題解決能力
-
6w5は、5のウイングの影響を受け、物事を論理的に分析し、問題の核心を見抜く力に優れています。INFJは、持ち前の直観力によって、複雑な状況全体を把握することに長けています。これらの特性が組み合わさることで複雑な問題にも冷静かつ多角的に取り組み、効果的な解決策を見出すことができます。
- 創造性とビジョン
-
INFJは、豊かな想像力と抽象的な思考力によって、独自のアイデアやビジョンを生み出すことが得意です。6w5は、安定を求める一方で、知的好奇心も旺盛で、常に新しい知識や情報を探求しています。これらの特性が融合することで独創的なアイデアを現実世界に落とし込み、形にすることができます。
- 温かさと信頼できる関係性
-
INFJは、本質的に人との温かい繋がりを求めています。6w5もまた、心の奥底では、安心感を与えてくれるような、信頼できる人間関係を強く望んでいます。 これらの共通点は周囲の人に対して、誠実で思いやりのある態度で接することで、強い信頼関係を築き、維持していくことを得意とするでしょう。
【INFJ】6w5の短所
INFJの持つ内向性と完璧主義傾向が、6w5の不安傾向と決断の遅さと結びつくことで、過剰な心配や迷いによって行動が阻害され、対人関係においても臆病になってしまうことがあります。
- 過剰な心配性
-
6w5は、潜在的な脅威やリスクに対して過剰に反応してしまう傾向があります。このため、必要以上に不安や心配を抱え込み、小さな問題を大きくしてしまうことがあります。 INFJもまた、物事を深く考えすぎる傾向があるため、この二つの性質が組み合わさることで、不安や心配がさらに増幅されてしまうことがあります。
- 決断力の弱さ
-
6w5は、あらゆる可能性を考慮し、完璧な答えを見つけようとするあまり、決断を先延ばしにしてしまうことがあります。 INFJも、完璧主義的な傾向があり、理想を追い求めるあまり、現実的な判断が難しくなることがあります。 これらの要素が重なることで、決断を下すまでに時間がかかり、優柔不断な印象を与えてしまうことがあります。
- 内向性とコミュニケーション
-
INFJは、内向的な性格のため、自分の考えや感情を表現することが苦手です。 6w5もまた、自分の弱点をさらけ出すことを恐れ、心を閉ざしてしまうことがあります。 これらの性質が組み合わさることで、他人と心を通わせることが難しくなり、誤解を生みやすくなってしまうことがあります。
- 疑心暗鬼
-
6w5は、特にストレスを感じている時には、他人を疑ってしまうことがあります。 このため、相手の本心を見抜こうと過剰に警戒し、人間関係に緊張を生み出すことがあります。INFJは、相手の本質を見抜く洞察力を持つ一方で、裏切られることを恐れる気持ちも強いため、6w5の疑い深い性質が助長されてしまう可能性があります。
- 完璧主義と自己批判
-
INFJは、理想を高く掲げ、完璧を目指して努力します。しかし、6w5の不安傾向が加わることで、自分自身の欠点や失敗に過剰に注目してしまい、自己批判に陥りやすくなります。 この自己批判は、自信の喪失や自己肯定感の低下に繋がり、成長を阻害する可能性もあります。
典型的なINFJとの違い
MBTI診断でINFJ、エニアグラムで6w5の人は、典型的なINFJと比較すると、6w5の特性が加わることで、INFJの特徴である内向性、理想主義、共感力などがより強調されたり、逆に抑制されたりする傾向があります。
特徴 | 典型的なINFJ | INFJ-6w5 |
---|---|---|
不安傾向 | 中程度 | 高い |
決断力 | 理想と現実の間で葛藤 | 不安から遅延しやすい |
対人関係 | 深い信頼関係を築く | 疑心暗鬼に陥りやすい |
自己評価 | 自己批判的 | 完璧主義と不安が相まって自己肯定感が低い |
行動パターン | 計画性が高い | 不安から行動が制限される場合がある |


【INFJ】6w5と相性の良いタイプ
MBTI診断でINFJ、エニアグラムで6w5の人物と相性の良いタイプは、繊細さや思慮深さを理解して安心感を与えてくれる人物です。
- ENFP, ENFJ: 外向的でありながらも、INFJの繊細な感情や内面を理解し、共感してくれる可能性があります。
- INTP, INTJ: INFJと似たような知的探求心を持つため、深いレベルでの会話や共通の趣味を通して理解し合える可能性があります。ただし、INTP, INTJは感情表現が苦手な場合があり、INFJの感情的なニーズに十分に応えられない可能性も考えられます。
- ENFP, ENFJ: 外向的でありながらも、INFJの繊細な感情や内面を理解し、共感してくれる可能性があります。
- INTP, INTJ: INFJと似たような知的探求心を持つため、深いレベルでの会話や共通の趣味を通して理解し合える可能性があります。ただし、INTP, INTJは感情表現が苦手な場合があり、INFJの感情的なニーズに十分に応えられない可能性も考えられます。



INFJの6w5と相性が悪いタイプは、不安を増幅させて決断を遅らせ、疑心暗鬼に陥りやすく、自己肯定感を下げる人だよ
【INFJ】6w5の適職
MBTI診断でINFJ、エニアグラムで6w5の人は、持ち合わせて備わった深い共感力と分析力を活かせる「他者を深く理解し、共感に基づいた論理的なサポートや問題解決ができる仕事」に向いていると考えられます。
- 分析力と共感力を必要とする仕事
-
INFJは人の感情を理解することに長け、6w5は論理的な分析能力に優れています。これらの特性を組み合わせることで、人の心に寄り添いながら、問題解決やサポートを行う仕事で能力を発揮することができます。
- 専門性を活かせる仕事
-
6w5は、特定の分野にのめり込み、専門知識を深めることを得意とします。専門知識やスキルを身につけることで、自信を持って仕事に取り組むことができるでしょう。
- 安定した環境
-
6w5は不安を感じやすい傾向があるため、安定した組織や、信頼できる人間関係の中で働くことを好みます。企業文化やチームワークを重視する組織で、安心して業務に取り組める環境が望ましいでしょう。
まとめ
INFJは深い共感力と理想主義で周囲を魅了する一方、6w5は鋭い分析力と強い不安傾向を持つため、この組み合わせは複雑な内面を生み出します。
持ち前の共感力は周囲への献身的な行動を促しますが、6w5の不安傾向からくる疑い深さや、完璧主義を求めるあまり、対人関係で苦労することも。
行動力は高いものの、不安から慎重になりすぎる傾向も見られます。しかし、自分自身の内面と向き合い、不安を克服することで、持ち合わせていた才能を存分に発揮できる可能性を秘めていると言えるでしょう。